お月さまがみていたおはなし
  ~アンデルセン絵のない絵本より~

♫ ある夜 お月さまが女の子を呼び止め
   こんなお話を 聞かせてくれました…♫

ものがたり

さいしょのお話は…「女の子とめんどりの お話」
お月さまのきれいな夜 小さな女の子がニワトリ小屋にやってきて
めんどりとヒヨコ 大騒ぎ! お父さんに叱られますが… 

ふたつめは…「お話上手なおばあさんと バラの花のお話」
おばあさんの宝物は、古い本の中の 一本の バラの押し花
けれど おばあさんがその訳を話しはじめると…

メインのお話は…「ひとつのさやから飛び出した5つのえんどう豆」
ひと粒のエンドウ豆が 空を飛び 屋根裏部屋の窓の隙間に…!
病気の女の子と 貧しいお母さんが ひっそり暮らすお部屋です
冬を生き延びた女の子が 窓辺に小さな 緑色の葉っぱを見つけて!

メッセージ

アンデルセンの「絵のない絵本」は お月さまが語る物語です
原作のお月さまは 孤独な絵描きの青年に 話しかけるのですが
この作品のお月さまは 塾帰りの女の子に つい相槌を打ち
アンデルセンの 3つの物語の世界に女の子を誘い 遊びます 

お月さまの声って 楽器だったら フルートそれともハープ?
…すると何故か遠くから 箏の音色が聞こえて来る気が したのです

美しいことばは そのまま美しい音楽のよう …とも言いますが
貧しかった少年アンデルセンは 即興の歌に想いを託し
作家になってからも 物語は はじめは音楽のように聞こえたとか

お月さまの物語を 二十五絃箏の音色とともに お楽しみ下さい















スタッフ

原作 ハンス・クリスチャン・アンデルセン
脚本・作詞・演出 西田豊子
作曲 石井由希子
美術・衣装・小道具デザイン 大島広子
振付・ステージング 神崎由布子
照明デザイン 坂本義美
舞台監督 西脇龍太
制作 太田歩

演奏

吉川由里子(客演)
生田流筝曲演奏家。2007年第14回賢順記念全国筝曲コンクール奨励賞。2008年第8回現代音楽コンクール第2位受賞。正派邦楽会大師範(雅号:吉川雅楽巴里)。日本三曲協会、音楽芸術家協会会員。
神奈川県川崎市にて箏・うたはり会主催。

実施にあたって

対象:3歳~大人
理想観客数:250名
上演時間:60分
会場の大きさ:幅12m 奥行き20m 高さ4m

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お月さまが見ていたおはなしA3二つ折りパンフレット表面
お月さまが見ていたおはなしA3二つ折りパンフレット中面